【初級セオリー・定跡】攻めて良いときダメなとき
今日はどうぶつしょうぎの基本の攻めの考え方です。簡単な話なのですが、個人的には流れのなかだとうっかりミスしてしまうこともままあるのでとりあげました。
結論から先に書くと攻める時は効かせる駒を同数以上にするっていう話です。
例をあげます。
下図、手前先手側ゾウが効いているA2にキリン打をして良いのか、ダメなのか。
結論から言うとダメです。考え方の基本はA2の場所に効いている駒が何個あるのか。手前先手側はゾウだけですが、後手側はキリンとライオンの2つあります。
というわけで、▲A2とすると、△同キリン▲同ゾウ△同ライオンとなっていきます。
以下がその結果ですが、場にはライオンだけが残り、ゾウ1枚分駒損で形成完全不利な状態になります。
では次にさっきの形に加えてヒヨコが置かれている状況を考えてみましょう。
矢印の数は同数になりました。
するとこの状態でキリンを▲A2に入れると後手はライオンを出さないので、後手側が駒損となるので、迂闊にA2のキリンに手出しができません。こうして先手の有利に進めることができます。