【その2】瞬間トレーニング【中級】
瞬間トレーニングとは
どうぶつしょうぎで勝てるようになる、コツや定跡を読んで理解するだけではつよくなれません。実践の場で即座に使いこなす必要があるのです。そのためにはこの瞬間トレーニングで数多くの棋譜ですぐに最善手がわかるか確認していくのが一番。どれも15秒を目安に次の手を考えてください。その1はこちらなります。
別の瞬間シリーズはこちら
問題9
後手側、攻められてる風ですが、形勢を一気に良くする手一つあります。どこに打つ?難易度□
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今回はすんなり正解から。△C2キリンでゾウとりですね。後ろにヒヨコが控えていてゾウが取りづらいと思ってしまうかもしれません。しかし最終的にライオンでヒヨコを取れば駒得なので戦況を有利にできます。
問題10
先手どこ打つか。先手有利に進める手が一つ。
難易度□□
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正解▲A2キリン打です。持ち駒の中からキリンを打ってキリンを縦に並べるのが正解。A3のキリンを前に進めるのはダメです。それをすると後手は△C4ゾウとなって、ゾウとキリンを交換する際にライオンを下げさせられ、戦況が五分に戻ってしまいます。
問題11
先手から捨て身のゾウ打ちを仕掛けられた。後手はどこに打つか?答えは一つだけです。難易度□
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サクッと正解▲A3ライオン。トライを取りに行けば良いですね。下手に▲B2ライオンでゾウ取りをすると完全に形勢逆転です。自分のゾウを生かしつつと考えると直ぐに答えが出せるかと。
問題12
先手が▲B2キリンでゾウをとって、王手。後手はどう打つか。難易度□
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これもサクッと答え。△B2キリンでキリン取り。ライオンでとってしまうと、相手ペースに落ちるのでキリンでとるべし。
問題13
先手打つとこ困ってC4ライオンで出番をやり過ごした。後手どこ打つか?一手、戦況を有利に進めるてあり。難易度□ □
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正解△C2ヒヨコ打ち。相手のキリンと駒交換で駒得狙い。相手がライオンをどちらかに寄せた場合は、こういうヒヨコ交換できないか、反対サイドのA4にキリンを置かないか、反対サイドにトライ狙えないか穴を探すべし。
問題14
後手どこ打つか?難易度□□
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まずダメ回答△B1ライオンや△C1ライオン、△B1ゾウ打あたり。次の先手の▲B2キリンに対応できないのはダメ。そういうわけで正解は△C1ゾウ打。これをすると後手は打ち手がなくなります。
また、全く考え方の違う回答がもう一つあります。△B3キリン。一見打ちづらいけど勝ちへ最短の手。その後▲B2ヒヨコとなり、ここからちょっと工夫がいって、そのまま先手はヒヨコでヒヨコをとらず、B4ゾウ打で王手をかけるのが正解です。
問題15
中盤戦後手有利にする一手。難易度□□
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こちら互角の戦況のままとするなら△C2キリンとか手はいくつかありますが、有利にすらなら△C2ヒヨコ。これが正解。後手は打つとこなくライオンを動かさざるおえない、▲A4ライオンなど、先手はその反対側のC4キリン打で一気に攻め込みます。
問題16
後手どこに打つか?
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この問題はA3のヒヨコでいつゾウをとってニワトリになるかというのがポイント。ニワトリを相手のライオンに取らせることでバランスを崩して攻めるというのが基本的なプラン。ただし最初に△A4ヒヨコとやると、ライオンの守りが手薄になって▲B2キリンであっという間にやられます。
というわけで△B4キリン打が正解。仕方なく先手は▲同B4ライオンとくるので、ここで、後手は相手のキリンをとらず、ここで△A4ヒヨコとすると▲同ライオン△C2ライオンでキリン一枚有利になります。
ちなみに、もう一つの正解で△C3キリン打があります。その後▲同C3キリンとなるのでここでも△A4ヒヨコで▲同士A4ライオンでどかしてから、△C3ゾウでキリンを取ります。